魔王を倒した勇者一行のアフターストーリーを描くのが、サンデーで連載中の葬送のフリーレンです。
人間よりも遥かに長い時を生きるエルフ”フリーレン”は、長い時の中で人間の心に触れて何を感じ生きていくのか。
勇者一行の旅のあと、人間を知る旅に出かけるフリーレン。
後の世界で気づく人間の優しさ。
何気ない日常が特別に思えてくる作品です。
- シリーズ累計250万部突破
- マンガ大賞2021 大賞
- 第25回手塚治虫文化賞 新生賞
葬送のフリーレンは面白い？登場人物やあらすじをご紹介
まずは葬送フリーレンについて簡単にご紹介します。
主な登場人物
フリーレン
参照:サンデー公式サイト
魔王を倒した勇者一行の魔法使いでエルフ。
エルフは長寿なので何千年も生きると言われている。
超ドライな性格だが、人間との関わりの中で少しずつ変わっていく。
魔法集めが趣味。
大魔法使いフランメの弟子。
魔王討伐後、50年に一度の「半世紀流星」を勇者一行で見る。また50年後もみんなで見ることを約束して、魔法収集の旅に出る。
ヒンメル
参照:サンデー公式サイト
魔王を倒した勇者一行の勇者。
自称イケメンで仲間が大好き。
すでに死亡している。
魔王を倒すための道のりで多くの人助けをしてきたお人好し。
人間より遥かに長生きなフリーレンのために、自分たちが生きた証を未来に残すべく大陸の各地に像を残す。
魔王討伐から50年後、再びみんなで「半期流星群」を観た後に亡くなった。
ハイター
参照:サンデー公式サイト
魔王を倒した勇者一項の僧侶。
酒が大好きな生臭坊主。
フェルンの育ての親。
ヒンメルの死から20年後、聖都シュトラール郊外にて、隠居。
すでに死亡している。
アイゼン
参照:サンデー公式サイト
魔王を倒した勇者一行の戦士。
寡黙でツッコミ役のドワーフ。
意外と可愛いところもあり、解散後もずっとハイターと文通をしていた。
ヒンメルの死から28年後、中央諸国ブレット地方で隠居。
30年ぶりにフリーレンと再会したときに、フリーレンに大魔法使いフランメの酒器を探すように依頼する。
フリーレンがオレオールを探す旅に出るときに、弟子であるシュタルクを仲間にするように助言する。
フェルン
参照:サンデー公式サイト
フリーレンと一緒に旅をする魔法使い。
僧侶ハイターに育てられる。
面倒見がよく、いつもフリーレンの世話をしている。
実はとても魔法の素質があり、レベルが高いことに自分は気づいていない。（いつももっとすごいフリーレンといるため）
自分を置いて死ぬことを心配していたハイターが安心して死ねるよう、早く一人で生きていける術を身につけようと魔法を学んでいた。
シュタルク
参照:サンデー公式サイト
フリーレンと一緒に旅をする戦士。
戦士アイゼンに育てられた若い戦士。
とても臆病で自己評価が限りなく低いシュタルクだが、実は紅鏡竜を一人で倒せるほどの実力の持ち主。
心優しいボケ役。
ザイン
参照:サンデー公式サイト
僧侶。
酒とタバコとギャンブルが好き。
あと熟女も好き。
僧侶としては天才。
ザインは親友である戦士ゴリラを追いかけるために、フリーレンと一緒にたびに出ることを決意する。
あらすじ
このマンガが面白いところは
魔王を倒して世界を救うまでの勇者一行の話
ではなく
魔王を倒して平和になった後の世界の話 というところです。
主人公フリーレンは魔法使いでエルフです。
もともと人への興味もなく、感情に疎かったフリーレンが、勇者一行の旅のなかで、そしてヒンメルの死を受けて変わっていきます。
ヒンメルの葬儀の日、フリーレンは自分がヒンメルについて何も知らなかったことを痛感し涙を流します。
「あの子ヒンメル様の仲間なんだって？」
「悲しい顔一つしないなんで、薄情だね」「…だって私、この人のこと何も知らないし…
たった10年一緒に旅しただけだし…
…人間の寿命は短いってわかっていたのに…
…なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…」
ヒンメル達との思い出の中で後悔をしたフリーレンは、人間をもっと知るための旅に出ます。
葬送のフリーレン 感想とおすすめの理由
ここからは感想ということで割と自由に書いていきます。
勇者一行の魔王討伐後のアフターストーリーという斬新な視点も、他のマンガとの大きな違いで興味をそそられました。
個人的には、もう周りの色んな人に勧めたい、とにかくみんなに読んでほしい！と思う作品です。
人の気持ちがわからなかったフリーレンが、人間を知るために旅にでるんですが、旅先で出会う人との平凡な日常がすごく温かいな、と思います。
文字がなくて絵だけ描写が割とあるんですが、そんなところもなんだか好きだったりします。
ヒンメルの死後、思い出の中のヒンメルからの言葉の意味がどんどんわかってきて、今までにいろんな優しさをもらっていたんだと気付かされていくんです。
気持ちは目に見えないですが、目に見えないものを大切にしていこうとするフリーレンの成長が素敵だなぁと感じます。
数ある魔法の中でお花畑の魔法が一番好きだというフリーレンが、いつのまにか大好きになっていました。
不器用なフリーレンにいつの間にか一緒に旅する仲間ができ、その関わりのなかで繋がりを深めて行く場面が、実際の生活でも後輩育成にも繋がる部分があるのでは、と思っています。
人生で大切にしていきたい物語ですし、自分の子供にもいつかちゃんと読んでほしいマンガに出会えました。
ぜひみなさんにもそんな出会いをしてほしいです。
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ただ、絶対に続きが気になるんです…。
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