私がはまってしまった不動産投資の落とし穴について書いていきたいと思います。
ちゃんと勉強していれば…。
何度後悔しても時間とお金は戻りません。
そんな3年前の愚かな自分に向けて不動産投資の甘い誘惑と落とし穴について書いていきます。
この記事は不動産投資を推奨する記事でも否定する記事でもありません。
ただ、私は”不動産投資は誰にでも稼げる”わけではないということが伝えたいのです。
やるなら人に頼らず、自分で勉強してください。
誰にでも当てはまる記事ではないかもしれませんが
少なくとも私と同じ罠にはまる人が出ないように記録として書いていきます。
なぜはじめたのか
わたしはごく普通の会社員で、まさか自分が不動産投資というリスクを冒すなど思ってもいませんでした。
何千万も借り入れをして、投資をするなんて。リスクしかないと思っていました。
ではなぜ始めたのか。
知人の紹介だったからです。
最初に言っておきます。
みなさん、だれしも
「いまより良くなりたい」
と思う気持ちはありますよね。
もう少しお金が稼げたら…
もう少し贅沢できたら…
そのお金への恐怖と欲望の感情につけ込まれるのです。
稼ぎたい という意欲は
ビジネス勧誘者からすれば格好の標的です。
わたしもいつも
いまより5万手取りが多かったら、もっと欲しいものが買えるのに
と考えていました。
そこに友人が紹介してきたのが投資家という身分の人でした。
・自分もやるつもりで話を聞いたらよかった
・信頼できる人
・初期費用は特別に要らないらしい
そう言って紹介されました。
今思えば、この時もう少し考えるべきでした。
後悔先に立たずです。
教訓:「友人」だからといって信用してはいけない。所詮「他人」です。
狙われるのは若い「会社員」
狙われるのは若い「会社員」です。
なぜだかわかりますか?
まず一番に
「銀行からお金が借りやすい」
からです。
そして「会社の手取りに不満を感じている人が多い」からです。
投資家の決まり文句はこうです。
「ローンが組めてうらやましい」
「僕もローンが組めたらもう一軒ほしい」
「借りられるうちに活用したほうがいい」
いくらお金を稼いでいても
フリーランスなどの個人事業主は信用がないのでローンが組めません。
そこで、あまりお金を稼いでいないということを知りながら
ローンが組める若手会社員を狙って声をかけています。
教訓:あなたならできると思って声をかけているのではありません。
ローンが組めて稼ぎが少ない(不満がある)、なおかつ無知でだましやすそうだから声をかけているんです!
あの日の自分に言ってやりたいです。
うまい話のうらではお金が動いている
・紹介限定のお得なプラン
・実際やってみていいと思ったから勧めている
たいていの場合、これはみせかけです。
実状は
紹介1人につき50万円キャッシュバックします
こういう裏の事情があります。
本気でいいと思ってお勧めしてくる人なんてごく少数です。
このビジネスの裏事情をまだ知らなかった若かりし頃の私。
このチャンスでしっかりやらないと
と思っていました。
教訓:うまいはなしなどこの世のどこにも存在しない
簡単に人を信用してはいけない
紹介してもらった不動産の人はとても親切にいろいろと教えてくれました。
なんども打合せの機会も重ね、知らないことは丁寧に教えてくれました。
「ネットは情報が多すぎて分かりにくいから直接聞いてもらって大丈夫です」
いつもそう言っていました。
本来ならば初期費用がかかるんですが、そこはサービスで
こうも言っていました。
わたしも自分で勉強することをせず
疑問点はこの人に聞くようにしていました。
まさか、このやさしさの裏でだますための罠が張られているとは知らずに…
ネタバレをすると
実際には1件目はおとり。
意思確認なしに2件目の購入まで進められ
新築ではない3600万の物件を新築だと偽り、5000万で売られました。
のちに、私の家賃収入を自分の事業の費用に充て、家賃滞納。きちんと支払いをしてくれなくなりました。
よく知っている人がいいと言っているのだからいいのだろうと
自分の思考を止めてしまったこと、
1件目で親身になってくれたからと簡単に信用してしまったこと
取返しのつかない失敗をしてしまいました。
教訓:ただ優しい営業など存在しない。信用できるのは自分自身のみ
最初は甘い蜜を吸える(サブリースという罠)
結局私が購入した物件は
・2LDKの5000万円のマンション
この時は
資産1億円ほどの資産家ですね!
と言われましたが。
いや、冷静に1億円の借金じゃん…。
考えるのを止めたひとって怖いです。
ともかく、その年にかなりの大金が動きました。
初年度には「不動産所得税」というものがかかりますが、
・還付金が90万円くらい
・翌年の住民税がかなり安くなった
ということがあり、めっちゃいいじゃん!と思っていました。
くらい思っていました。
キャッシュバックもあってラッキー!
と思っていましたが、
ちゃんとした不動産会社の人から言わせれば
キャッシュバック「少なすぎる」そうですそうです。
その業界の常識もしらなかったので
そんな「少なすぎる」キャッシュバックにぬか喜びし、
バカみたいですね。
また、家賃収入は「サブリース契約」という契約でした。
簡単に言うと、
家賃の金額を払うのではなく、管理会社から毎月〇万振込ますよ
というもの。
空室期間があっても振り込まれるのでリスクを避けられますよというものでした。
あれよあれよといろんな契約書を渡され
とりあえず印鑑を押せと言われて押し、いつのまにか契約していたのですが、
このサブリース契約というものは通常契約期間があります。
私の場合は2年契約でした。
ここの落とし穴は、収支が+で回っていると見せかけることができる
ということです。
私の場合の実際の数値をお見せします。
2軒の全部の支払額(管理費含む)
245000円
サブリース契約
250000円
これは月々5000円の+にみえますよね?
でも実際の家賃収入は
225000円 だったんです。
月々2万円のマイナスです。
2年後のサブリース契約更新時に、実際の家賃収入まで金額を下げられ、
あっという間にマイナス運用へと転落しました。
月2万の赤字と
年間の固定資産税(2軒合わせて約30万)。
それだけでも年間54万円の赤字です。
念のためとっておいた還付金もキャッシュバックも
見事2年で底をつきました。
教訓:目先の甘い罠に飛びついてはいけない
ちょっと熱くなって長くなってしまったので
続きは別の記事に書きます。
プロはルールの範囲でしか消費者を守ってくれません。
これは不動産業界の実情がよく描かれているので一度よんでおくことをおすすめします。
私ももっと前に出会いたかったです。
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※2021年1月29日時点での情報です
これを読んでいることを伝えるだけでも効果があると思います。
続きはこちら
【続:体験談】不動産投資のメリットとデメリット。知識がないまま不動産投資をした結果②
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!