国家資格キャリアコンサルタント試験。
私は一度目の受験で、学科68点で不合格になりました。
合格まで、あと1問。
「もう少しだった」と言えばそうなのですが、今振り返ると、単純に運が悪かったわけではありません。
1回目と2回目では、勉強のやり方をかなり変えました。
特に大きかったのは、
「試験に出そうなことを覚える」勉強から、「なぜそうなるのかを理解する」勉強に変えたこと。
その後、第27回試験で合格することができました。
この記事では、一度不合格になった私が、
- 1回目はどんな勉強をしていたのか
- なぜ68点で落ちたのか
- 2回目に何を変えたのか
- 実際にやってよかったこと
- 今から受け直すならどう勉強するか
を、実体験をもとにまとめます。
「勉強しているのに、なかなか点数につながらない」
という人に、少しでも参考になればうれしいです。
私は第25回試験で学科68点、不合格でした
最初に受験したのは第25回試験です。
結果は、
学科68点。
あと1問正解していれば、という結果でした。
もちろん悔しかったです。
ただ、不合格になったあとに振り返ってみると、
「あと1問だったから、同じ勉強をもう少しやればいい」
とは思えませんでした。
むしろ、
勉強の仕方そのものを変えた方がいい
と感じました。
1回目は「教えてもらった範囲を覚えれば大丈夫」と思っていた
1回目の受験に向けて勉強していたときの私は、
養成講座で教えてもらった内容と、その周辺を勉強しておけば大丈夫だろう
という感覚がどこかにありました。
もちろん過去問や試験対策もしていました。
ただ、今振り返ると、
「試験に出そうなところを覚える」
という意識が強かったと思います。
たとえば理論家なら、
「この人=このキーワード」
という覚え方。
問題も、
「この問題の答えはこれ」
と覚える。
つまり、かなり暗記寄りの勉強でした。
本番では、まったく触れていなかった内容も出た
実際の試験では、
「これは勉強していなかった」
と思う問題もありました。
そこで感じたのが、
試験範囲を点で覚えているだけでは対応しにくい
ということでした。
知っている問題なら答えられる。
でも、少し違う角度から聞かれると迷う。
似た理論が並ぶと分からなくなる。
「見たことがない」と感じると、一気に自信がなくなる。
1回目の私は、知識そのものがゼロだったわけではありません。
ただ、
知識同士がつながっていなかった
のだと思います。
2回目で一番変えたこと|「丸暗記」をやめた
2回目の受験で最も意識したのは、
答えそのものを覚えるだけで終わらないこと
でした。
たとえば問題を間違えたとき。
1回目なら、
「正解は○○ね」
と覚えて終わっていました。
2回目は、
「なぜこの答えになるんだろう?」
「ほかの選択肢は、なぜ間違いなんだろう?」
まで確認するようにしました。
この違いはかなり大きかったです。
① 理論家は「名前+キーワード」で覚えない
特に変えたのが、理論家の勉強です。
キャリアコンサルタント試験では、たくさんの理論家が登場します。
最初はどうしても、
○○=この理論
とセットで覚えたくなります。
私もそうしていました。
でも、2回目は、
「この人は、人のキャリアをどう捉えているんだろう?」
「どうしてこの考え方になったんだろう?」
「ほかの理論家とは何が違うんだろう?」
まで考えるようにしました。
すると、単なる暗記ではなく、
その理論家の“考え方”として覚えられる
ようになりました。
少し違う表現の問題が出ても、
「これはこの人の考え方に近いな」
と考えられるようになります。
私には、この勉強法がかなり合っていました。
② 過去問は「正解したか」より「説明できるか」
過去問も使いました。
ただ、2回目は、
○か×かだけでは終わらせない
ことを意識しました。
正解した問題でも、
「なぜこれが正解なの?」
と聞かれたら説明できない。
そんな問題は、まだ理解できていないと考えました。
逆に、間違えた問題はチャンスです。
「何と勘違いしたのか」
「どの知識が足りなかったのか」
を確認できます。
ただ何周したかより、
一つの問題から、どこまで周辺知識を広げられるか
の方が大切だったと思います。
③ 「全体像」を意識するようにした
2回目の勉強では、
今、自分が試験範囲のどこを勉強しているのか
を意識するようになりました。
これも意外と大事でした。
1回目は、
理論家
法律
統計
制度……
と、それぞれを別々に覚えていました。
でも、それだと知識がバラバラになります。
一度、
「キャリアコンサルタント試験では、どんな分野から出題されるのか」
という全体を見てから細かい内容に入る。
この方が、
頭の中に知識を置く場所ができる
感覚がありました。
不合格後に購入した参考書も、この全体像を整理するうえで役立ちました。
実際に使った本については、こちらの記事にまとめています。
④ 白書・統計も「まったく見ない」はやめた
1回目の試験では、
「そこまで見る必要ある?」
と思っていた範囲からも問題が出ました。
そこで2回目は、
自分が得意な範囲だけを勉強しない
ことも意識しました。
キャリア関連の統計や白書なども、全部を完璧に暗記するのは現実的ではありません。
ただ、
「何が話題になっているのか」
「最近どんな傾向があるのか」
くらいは触れておく。
少なくとも、
まったく知らない状態を減らす
ことを意識しました。
⑤ 一人だけで勉強しない
2回目の受験では、同期と一緒に勉強する機会もありました。
これは私にはかなり良かったです。
人に説明しようとすると、
「分かっているつもりだったけど、ちゃんと説明できない」
ことに気づきます。
逆に、
「そういう考え方もあるんだ」
と自分では気づかなかった視点をもらうこともあります。
ただ問題集を一人で解くだけでは得られない学びでした。
キャリアコンサルタントという資格自体、
人との対話を扱う資格
なので、勉強でも人と話しながら理解を深める方法は相性が良かったと思います。
勉強時間を増やすだけではなく「勉強の質」を変えた
1回落ちたあと、
「もっと長時間勉強しなきゃ」
と思いがちです。
もちろん勉強時間も必要です。
ただ、私の場合は、
時間を増やすこと以上に、同じ1時間で何をするか
を変えたことの方が大きかったと思います。
たとえば、
1回目
テキストを読む
↓
覚える
↓
問題を解く
↓
答えを確認する
2回目
テキストを読む
↓
意味を理解する
↓
問題を解く
↓
間違えた理由を調べる
↓
周辺知識まで確認する
同じ「問題を解く」でも、やっていることはかなり違います。
2回目で合格して感じたこと
結果として、私は第27回試験で合格しました。
もちろん、
「この勉強法に変えたから絶対に合格した」
とまでは言えません。
試験には問題との相性もありますし、人によって向いている勉強法も違います。
ただ、少なくとも私自身は、
1回目より2回目の方が、内容を理解して試験に臨めた
という感覚がありました。
そして資格を取った今考えても、
単に試験問題を当てるための暗記より、
「なぜこの理論があるのか」
まで考えた勉強の方が、実際にキャリアについて人と話すときにも役立っています。
一度落ちた人に伝えたいこと
一度不合格になると、
「自分には向いていないのかな」
と思うこともあるかもしれません。
でも、
あと何点だったかだけを見るより、どこで理解が止まっていたのかを見る
方が、次につながると思います。
私の場合は、
「知らないことが多すぎた」
というより、
知っていることを深く理解できていなかった
ことが課題でした。
だから、
もっと教材を増やす
ではなく、
今持っている教材を、もっと深く理解する
方向に変えました。
私が今から受験するなら、こう勉強する
もし今、もう一度学科試験を受けるなら、この順番にします。
1.まず全体像を把握する
いきなり細かい暗記を始めません。
まず、
「何が試験範囲なのか」
を把握します。
2.基本テキストを1冊決める
教材を増やしすぎず、
「基本はこれ」
という本を決めます。
3.過去問を解く
間違えた問題だけでなく、正解した問題も、
「なぜ?」
まで確認します。
4.理論家は考え方から理解する
キーワードだけの丸暗記をしません。
5.統計・白書など苦手分野も一度は触る
完璧ではなくても、
「まったく知らない」
を減らします。
6.誰かに説明してみる
同期でも、勉強仲間でも、自分自身でもOK。
説明できないところが、理解できていないところです。
参考書選びも「足りないもの」から考える
試験に落ちると、
「もっと参考書を買わなきゃ」
と思うことがあります。
私も不合格後に本を買いました。
ただ、今なら、
先に「自分は何が足りなかったのか」を考えてから買う
と思います。
私の場合は、
暗記するための本より、
全体像をつかみ、理解を深められる本
の方が必要でした。
実際に買って使った参考書については、こちらで詳しく紹介しています。
まとめ|68点で落ちたから、勉強方法を見直せた
第25回試験。
学科68点。
あと1問でした。
当時は悔しかったですが、今振り返ると、
一度落ちたことで、自分の勉強方法を見直せた
のは大きかったと思います。
私が2回目で変えたのは、
「覚える」から「理解する」へ。
- 理論家をキーワードだけで覚えない
- 過去問は正誤だけで終わらせない
- 全体像を意識する
- 苦手・未学習の分野を減らす
- 人と話しながら理解を深める
このあたりを意識しました。
これから受験する人も、一度不合格になった人も、
教材を増やす前に一度、
「私は本当に理解できているかな?」
と振り返ってみてもいいかもしれません。
私の経験が、少しでも参考になればうれしいです。
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キャリアコンサルタント試験おすすめ参考書|一度落ちた私が2回目の合格までに使った本
今後は、
「実技・面接対策で実際にやったこと」
「ヒューマンアカデミーのキャリアコンサルタント養成講座を受講した感想」
についても、実体験をもとにまとめる予定です。
