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キャリアコンサルタント試験の中でも、
「実技試験が一番不安」
という人は多いのではないでしょうか。
私も受験前は、
「何を聞けばいいんだろう」
「うまい質問をしないといけないのかな」
「沈黙したらどうしよう」
など、いろいろ考えていました。
ただ、実際に初めて実技試験を受けてみると、私自身は、
想像していたほど“特別に難しいことをしなければいけない試験”という感覚はありませんでした。
もちろん、これは「実技試験は簡単」という意味ではありません。
私の場合、それまで仕事などで何度か人と面談する経験があったため、その経験が活きた可能性があります。
この記事では、
- 私が実技試験対策でやったこと
- 面接で意識していたこと
- 実技対策本を買って感じたこと
- ロールプレイで大事だと思ったこと
- 面談経験がない人はどう対策するといいか
を、実際に受験した経験からまとめます。
キャリコン実技試験は何をする?
キャリアコンサルタントの実技試験では、相談者役とのロールプレイを行います。
受験前の私は、
「キャリアコンサルタントらしい質問をしないといけない」
というイメージを少し持っていました。
でも、実際に経験してみて感じたのは、
すごい質問をすることより、まず相手の話をきちんと聴くことの方が大切
ということでした。
相談者が話していることを聞きながら、
「この人は何に困っているんだろう」
「何が引っかかっているんだろう」
「どんなことを大切にしているんだろう」
と考える。
その積み重ねの方が、私は重要だと感じました。
私にはもともと面談経験があった
私の場合、キャリアコンサルタント試験を受ける前にも、仕事などで人と面談をする経験が何度かありました。
そのため、
- 人と1対1で話す
- 相手の話を聞く
- 話を整理する
- 気になるところをもう少し聞いてみる
ということ自体には、まったく慣れていない状態ではありませんでした。
これは実技試験を受けるうえで、多少プラスになっていた可能性があります。
だからこそ私は初回の実技試験で、
「ものすごく特殊な技術を求められている」
という印象をそこまで持たなかったのだと思います。
逆に、これまで面談経験がほとんどない人であれば、同じ試験でも難しさの感じ方は違うはずです。
実技対策で一番役立ったのはロールプレイ
私が実技試験対策で特に役立ったと感じたのは、
実際に人とロールプレイをすること
でした。
本を読んで、
「こういう質問をするといい」
と理解することと、
実際に相談者役を前にして話を聞くことは、かなり違います。
ロールプレイをすると、
「聞こうと思っていたことを忘れた」
「相手の話に引っ張られてしまった」
「自分ばかり話していた」
など、自分の癖にも気づきます。
こうしたことは、本を読んでいるだけではなかなか分かりません。
ロールプレイ後の「振り返り」が大事だった
ロープレそのものと同じくらい大切だと感じたのが、
終わったあとに振り返ること
です。
たとえば、
「なぜあの質問をしたんだろう?」
「相談者は本当は何を話したかったんだろう?」
「もっと聞いた方がよかった部分はなかったかな?」
「私は早く問題を解決しようとしていなかったかな?」
と考える。
私は、こうして振り返ることで、
単に「質問の型」を覚えるのではなく、
相談者を理解するとはどういうことか
を少しずつ考えられるようになったと思います。
「いい質問をしなきゃ」と考えすぎない
実技試験対策をしていると、
「この場面ではどんな質問をすればいい?」
と気になると思います。
もちろん質問の仕方は大切です。
ただ、私自身は、
質問を考えることに集中しすぎると、逆に相手の話を聞けなくなる
と感じました。
「次は何を聞こう」
と頭の中で考えている間にも、相談者は話しています。
だから私は、
「うまい質問をする」
より、
相手が今話していることを理解する
方を意識していました。
結果的に、その話の中から自然に聞きたいことが出てくる。
その感覚の方が私には合っていました。
相談者の「問題」をすぐに決めつけない
これも実技で意識したことの一つです。
たとえば相談者が、
「仕事を辞めようか迷っている」
と話したとします。
そこで、
「では転職について考えましょう」
とすぐ進めるのではなく、
なぜ辞めたいと思っているのか。
本当に転職したいのか。
何に困っているのか。
本人はどうなりたいのか。
そういったことを聞いていく。
表面に出ている言葉と、
本人が本当に困っていることが同じとは限りません。
これは実技試験だけでなく、実際に人のキャリア相談をするときにも大切だと感じています。
実技対策本も購入した
私は実技試験の対策として、
『キャリアコンサルティング技能検定2級・キャリアコンサルタント試験 実技(面接)試験 過去問題解説集』
も購入しました。
過去の事例を使いながらロールプレイや面接について考えられるため、
「実技試験がどんなものなのかイメージしたい」
という人には参考になると思います。
ただ、私の場合は、学科試験の参考書ほど「絶対に必要だった」とは感じませんでした。
実技本の優先度が私には低かった理由
これは、本の内容が良くなかったという意味ではありません。
私の場合、
- すでに多少の面談経験があった
- 実際にロールプレイできる環境があった
- 本を読むより、人と話して振り返る方が身につきやすかった
という事情がありました。
そのため、
実技本を何度も読み込むより、ロールプレイをする方を優先した
というだけです。
面談そのものが初めての人なら、
「面接ではどういう会話になるのか」
を本で一度確認してからロールプレイを始めるのもいいと思います。
実際に私が使った参考書については、こちらの記事にまとめています。
面談経験がない人はどうすればいい?
「私は仕事で面談なんてしたことがない」
という人もいると思います。
でも、面談経験がないから受からないということではありません。
むしろ、試験対策としてロールプレイを繰り返すことで経験を増やせます。
私なら、面談経験がない状態から受験する場合は、
① 実技試験の流れを本などで知る
② ロールプレイをする
③ フィードバックをもらう
④ 自分でも振り返る
⑤ またロールプレイする
を繰り返します。
大切なのは、
「正解の質問を暗記する」ことではなく、実際に人の話を聞く経験を増やすこと
だと思います。
同期との練習も大きかった
養成講座の同期とは、講座が終わったあとも勉強する機会がありました。
こうした仲間がいるのは、実技試験では特に助かりました。
一人ではロールプレイできません。
相談者役をやってみると、
「こう聞かれると話しやすい」
「ここでもう少し聞いてほしかった」
など、キャリアコンサルタント役では気づかなかったことも分かります。
相談者役を経験すること自体も勉強になる。
これは実際にやってみて感じたことです。
実技対策で私が意識したこと
振り返ると、私が実技で意識していたのは、特別なテクニックというよりも次のようなことでした。
- 相手の話を途中で決めつけない
- 「次の質問」ばかり考えない
- 相手が使った言葉を大切にする
- 何に困っているのかを一緒に整理する
- すぐにアドバイスしようとしない
- ロープレ後に必ず振り返る
全部完璧にできていたわけではありません。
むしろ、
できなかったところに気づいて、次のロールプレイで試す
ことの繰り返しでした。
学科と実技では勉強方法を変えた方がいいと感じた
学科試験は、
テキスト
過去問
一問一答
など、一人でもかなり勉強できます。
一方で実技は、
実際に人と話してみないと分からないことが多い
です。
だから私は、
学科
理解する
↓
問題を解く
↓
間違いを確認する
実技
ロールプレイする
↓
振り返る
↓
もう一度やる
というように、対策方法を分けるのがいいと思います。
学科試験で私が一度不合格になり、2回目に変えた勉強法についてはこちらに詳しくまとめました。
実技試験は「キャリコンらしく見せる試験」ではないと思う
これは私自身が受験して感じたことです。
受験前は、
「専門家っぽく話さなきゃ」
「ちゃんとした質問をしなきゃ」
と考えてしまいがちです。
でも、
キャリアコンサルタントらしく見せることより、目の前の相談者を理解しようとすること
の方が大切なのではないかと思います。
資格を取ったあとに実際に面談をするときも、それは同じです。
理論や技法を知っていることはもちろん必要。
でも、それを使う相手は一人ひとり違います。
だからこそ、
「この人は今、何を話そうとしているんだろう」
というところから始める。
私はその意識で実技試験に向き合いました。
まとめ|実技対策は「読む」だけでなく「話して振り返る」
私の場合、実技試験では、
本をたくさん読むよりも、ロールプレイをして振り返ること
の方が役立ちました。
ただ、これは私に多少の面談経験があったことも影響していると思います。
面談経験がない人なら、
まず本などで試験のイメージをつかむ。
そこから実際にロープレをしてみる。
そして、
「どうすればうまく見えるか」ではなく、「相談者を理解できていたか」
を振り返る。
この繰り返しが大切だと感じています。
これから実技試験を受験する方の参考になればうれしいです。
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